アメリカ留学の準備と、毎日の暮らし。

渡米準備と持ち物

アメリカ留学のパソコン・家電準備|日本から持って行く前に

執筆:本間卓 / 更新:

いつものパソコンや充電器、ドライヤーを、アメリカにも持って行けるのか。渡米の荷造りを始めた学生・保護者に向けて、PCの持参とソフトの準備、手元の家電を「持参候補」「持参しない」「確認待ち」に分ける確認方法をまとめます。

プラグが差し込めるだけでは、使えると判断できません。

電源の表示、メーカーの海外使用条件、住居のルールを別々に確認します。製品を手元に置き、このページのチェック欄を1台ずつ使ってください。

ノートPCは持って行った方がいい?

保護者の方からよくいただく質問が、「ノートパソコンは持って行った方がいいですか?」です。

本間のおすすめ:自分のペースで課題を進めるために、自分のPCを

私は、自分のノートPCを持って行くことをおすすめしています。図書館などの設備を使う方法もありますが、自分のPCがあれば、部屋など自分のスペースでも勉強や課題に取り組めるからです。

学内のパソコンや貸出制度を利用できる学校もあります。たとえば、TEAM Sugiの紹介校であるShoreline Collegeは、学生向けページで図書館のパソコンとノートPCの貸出を案内しています。持参せずに利用したい場合は、対象者・利用時間・貸出期間・台数や空き状況・使えるソフトを入学先へ確認しましょう。出典:Shoreline Collegeの学生向けサービス。

Officeは、学校の利用案内を確認してから

課題への備えとして、私はWord・Excel・PowerPointなどのOfficeソフトを使えるようにしておくこともおすすめしています。まずは授業で必要なソフトと提出形式を確認してください。

購入前に、学校からOfficeを利用できるか確認すると、重複した出費を防げます。Shoreline Collegeには学生向けOfficeの無償提供の案内があります。自分の課程が対象か、PCにインストールできるか、利用できる期間はいつまでかを、入学先の最新案内で確かめてください。出典:Shoreline CollegeのOffice 365案内。

別途購入が必要なら、学生向けの割引も確認しましょう。 Microsoftには大学生向けMicrosoft 365の割引案内があります。対象となる学校・課程、国・地域、在学証明、割引の適用期間を確認し、更新後の料金・自動更新・解約条件まで見てから選んでください。出典:Microsoftの大学生向け割引。

日本で選ぶなら、使い慣れたキーボードを確認する

本間の考え:使い慣れたキーボードを重視するなら、日本で選ぶ

私は、ノートPCは日本で購入して持って行くことをおすすめしています。日本向けとアメリカ向けではキーボードの配列やキーの表示が異なるため、使い慣れたものを選びやすいからです。

購入する国だけで決めず、実際の製品で日本語配列・US配列などを確認しましょう。英語配列のキーボードでも、対応するOSの日本語入力機能を使えます。ただし、日本語入力を設定しても、物理的なキーの並びや印字は変わりません。

キーの印字と入力される文字が違う場合は、キーボードの配列とOS側の設定が合っているかを確認します。購入前に学校が求めるOS・ソフト・性能と、海外での保証も確かめてください。

確認先:Appleの国・地域別キーボードの見分け方、Microsoftの日本語IME、Windowsの言語・キーボード設定。

豆知識:ノートPCは英語で「laptop」

アメリカでノートPCについて話すときは、laptop(ラップトップ)という呼び方を覚えておくと便利です。英語にはnotebookという呼び方もあります。出典:Cambridge Dictionaryのlaptop・notebook。

スマホは、現地で買った経験も

私の場合、留学中にスマホを現地で買っても困りませんでした。これは2009年〜2015年6月の留学期間中の経験です。現在購入する端末では、使う回線への対応や保証などを別に確かめてください。

スマホの端末と米国回線を契約前に確認する

まずは本体と充電器の「型番」を確かめる

「スマホの充電器」「ヘアアイロン」という種類名だけでは、使える条件を調べきれません。本体や電源アダプターに書かれたメーカー名と型番を確かめ、同じ型番・販売地域の公式資料を探します。

確認する物見る表示・資料
家電本体メーカー・型番、定格電圧(V)・周波数(Hz)・消費電力(W)など。本体の海外使用条件も確認。
電源アダプター型番、INPUT/入力、OUTPUT/出力。対応機器と指定ケーブルを確認。
電源コード・接続部品型番や定格、指定品かどうか。メーカーが認める組み合わせを確認。
本体と電源アダプターが別の製品は、両方を確認

パソコン本体の型番だけを調べても、今使っているアダプターやコードとの組み合わせまで確認したことにはなりません。表示は写真やメモで手元に残せますが、シリアル番号を公開する必要はありません。読めない表示は推測せずメーカーへ確認し、製品を分解して探すことも避けましょう。

電源の表示と、海外で使うための条件を読む

パナソニックの国・地域別案内では、アメリカの代表的な電源は120V・60Hz、プラグはA/Bタイプです。使用する部屋の電源や家電の制限は、住居の案内・管理者にも確認してください。出典:主な国/地域の代表的な電気事情。

INPUT / 入力

コンセントから受け取る電源

電源アダプターをつなぐ側の条件です。表示された入力電圧・周波数と、使用場所の電源を照合します。

OUTPUT / 出力

アダプターから機器へ送る電源

スマホなどへ供給する側の表示です。USB出力の数字だけで、壁のコンセントにつなげる条件を判断しないでください。

電圧の範囲が合っていても、海外使用、対応機器、コードやプラグ、必要な切替操作は別の確認です。取扱説明書の「海外での使用」「電源」「安全上のご注意」を、手元の型番に合わせて読みます。

変換プラグと変圧器は、役割が違います。

プラグの形を変える部品では、電圧は変わりません。また、変圧器を買えば国内専用品を必ず使えるわけでもありません。消費電力や容量の計算だけで決めず、製品メーカーが認める方法を確認してください。

メーカーの公式例で、確認する場所をつかむ

気になる項目を開いて確認できます。いずれもメーカーの公式案内の例です。手元の別製品に条件を広げず、自分の型番に合う説明を読みましょう。

充電器|入力の範囲と、対応機器を確認する

Appleは同社のUSB電源アダプターについて、入力電圧100〜240V AC・周波数50〜60Hzの電源で使う設計と案内しています。これを他社の充電器にそのまま当てはめることはできません。

型番に加え、充電する機器やケーブル、渡航先で必要な接続方法を照合してください。出典:AppleのUSB電源アダプターについて。

ゲーム機|電源の対応と、海外での保証は別に確認する

任天堂のNintendo Switch用ACアダプター「HAC-002(JPN)」は、100〜240V対応と案内されています。一方、日本国内向けNintendo Switchを海外で使った場合は保証対象外です。海外用電源変換プラグも、動作確認・動作保証はしていないと記載されています。

この例をNintendo Switch 2や別の型番へ当てはめず、電源・接続方法・保証をそれぞれ確認しましょう。出典:Nintendo Switchの海外での使用についてのご注意。

ドライヤー|国内専用か、海外・国内両用かを確認する

パナソニックは、同社の国内用ドライヤー(AC100V仕様)は海外で使えず、変圧器を使っても故障や事故につながるおそれがあると説明しています。海外・国内両用の機種とは分けて確認してください。

電圧切替が必要な製品では、型番に合う取扱説明書で操作と注意事項を確認します。他機種のスイッチの位置や出荷時設定を、自分の製品の説明として使わないようにしましょう。出典:海外で使えるヘアドライヤー・くるくるドライヤーは。

製品を手元に置き、1台ずつチェックする

ここでは「調べて結果が分かった項目」にチェックを付けます。チェックの数だけで使用できると判定するものではありません。型番と確認結果は自分のメモに残し、別の製品に移るときは「チェックを外す」で最初から確認してください。

01 / PRODUCT

製品と電源を照合

同じシリーズ名でも、型番や販売地域で条件が変わります。

  • 本体・アダプター・コードを特定した手元のメーカー・型番・販売地域に合う公式資料を見つける。
  • 入力と使用場所の電源を照合したINPUT/本体定格のV・Hz等を確認。OUTPUTと取り違えない。
  • 海外使用と切替・接続条件を確認したメーカーが海外使用を認めるか、指定部品や操作は何かを確かめる。

02 / WHERE TO USE

住居と保証を確認

製品側の条件に加え、使う場所の案内も読みます。

  • 住居の持ち込み・使用ルールを確認した禁止家電、使用場所、発熱する家電の制限などを住居側へ確認する。
  • 海外での保証・修理対応を確認した日本と同じ保証を受けられると思い込まず、対象外の条件も記録する。
  • 根拠と残る質問をメモした公式URL・説明書ページ・確認日を残す。不明な点は確認先と一緒に控える。

メーカーへ質問するときは、製品・電源アダプターの型番と使用予定の電源条件を添え、「海外使用の可否と、必要な接続・切替条件を確認したい」と伝えます。メーカーの回答があっても、住居の使用許可は別に確認してください。

確認結果から、持って行く物を決める

  • 持参候補:メーカーの海外使用・電源・接続条件と住居の使用条件を満たし、保証の扱いも把握できた物。
  • 持参しない:メーカーが海外使用を認めない物や、住居で禁止されている物。
  • 確認待ち:表示や条件が分からず、回答が必要な物。「現地につないで試す」ことを前提にしない。

持参しない物も、すぐに買い直す必要があるとは限りません。住居の備品や借りられる物を確認し、足りない物だけを必要な日までにそろえます。航空便への持ち込み・預け入れ条件は、使用条件とは別に確認してください。

公式情報と確認日

公式情報の確認日:2026年9月22日。学内PC・貸出・Officeの利用条件は学校や課程により異なります。家電の各例はメーカーが示す対象に限ります。個々の製品の適合判定や通電試験は行っていません。出発前に手元の型番と最新資料を再照合してください。

著者:本間 卓|合同会社TEAM Sugi代表

2009年〜2015年6月にアメリカへ留学。Edmonds Community College(現Edmonds College)からUniversity of Wisconsin–Superiorへ編入し、経営学を専攻して卒業。在学中は計4年間、大学野球にも取り組みました。帰国後の2015年に合同会社TEAM Sugiを設立し、アメリカへの大学進学や編入を支援しています。自身の留学生活と留学支援の経験をもとに、渡航前の準備から現地での暮らしまで、これから留学する方に役立つ情報をお届けします。

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