アメリカ留学の準備と、毎日の暮らし。

渡米準備と持ち物

アメリカ留学の機内持ち込み|出発前の忘れ物確認と到着後の準備

執筆:本間卓 / 更新:

パスポートは本当にバッグに入っているか。到着後、スマホがつながらなくても滞在先へ向かえるか。渡米する学生と保護者が、出発直前の忘れ物から初日の移動までを確認するための記事です。

必要書類をそろえた後は、「手元にある」「すぐ出せる」「次の行動が分かる」の3点を確かめましょう。書類の種類や有効性は、学校・政府・利用航空会社の最新案内で別に確認してください。

「用意した」で終わらず、出発直前に現物を確かめる

本間の体験談|パスポートを忘れ、帰国が1日遅れた(2011年)

2011年12月、日本へ帰るとき、空港にパスポートを持って行き忘れ、帰国が1日遅れました。その後は、出発前に必ずパスポートを確認するよう気を付けました。

次のチェックは、出発するときに使うバッグを手元に置いて進めてください。家族と確認する場合も、最後は使う本人が収納場所を分かっていることが大切です。

BEFORE LEAVING

家・宿泊先を出る前の4項目

確認できた項目にチェック。外へ持ち出す物は、確認後にバッグへ戻します。

  • パスポートと必要書類の現物を見た学校などの案内で確認した一覧と照合。必要な原本と控えを区別する。
  • 書類を自分の手荷物へ戻した空港へ持って行くバッグの決めた場所へ。預ける荷物と混ぜない。
  • スマホ・財布・連絡メモを確かめた充電中のスマホや、確認のために机へ出した物が残っていないか見る。
  • 最後に使った物を戻し、もう一度確認した家・宿泊先を出る直前に、バッグの中でパスポートなどの現物を確かめる。

到着初日は、取り出す順で荷物を分ける

機内持ち込みに入れる候補を、使う場面で整理します。全部を追加する必要はありません。自分の移動・住居・手荷物条件に合う物を選びましょう。

使う場面手元に置く候補と確認
空港で書類を出す必要書類の現物と予約情報。荷物全体を広げずに取り出せる場所へ。
到着を連絡するスマホ、対応する充電器・ケーブル、紙の連絡メモ。充電と到着時の通信方法を確認。
滞在先へ移動する住所、集合場所、予約の控え、支払い手段。到着ターミナルからの行き方と遅延時の連絡先を確認。
次の移動まで待つ必要に応じた上着など。屋内・屋外、待機場所、営業時間に合わせて選ぶ。飲食物の持ち込み条件は別に確認。
初日の夜を過ごす預け荷物がすぐ使えない場合に備えた最小限の着替え・下着・洗面用品。住居の備品との重複と液体等の条件を確認。
収納を考えるための例です。各品目の運搬条件は、利用便や渡航先の公式案内で確認してください。

医薬品など自分に欠かせない用品は、必要量と運搬条件を個別に確認してから追加してください。この表だけで持ち込み可否を判断することはできません。

紙とスマホの連絡メモは、この5点を確認する

このページを見ながら、予約情報や自分のメモに次の内容がそろっているか確かめてください。スマホは通信せずに表示できる形で保存し、充電切れに備えて紙にも必要な情報を控えます。

01 / ARRIVAL

到着してから移動するまで

  • ① 到着便:便名、現地の到着日・時刻、空港とターミナル。
  • ② 迎え・交通機関:名称、集合場所、出発時刻、予約・支払い方法。
  • ③ 遅延・合流できない場合:連絡先、連絡方法、受付時間。連絡がつかない場合の待機場所と次の連絡先。

02 / CHECK-IN

滞在先に着いてから

  • ④ 滞在先と鍵:名称・住所、受付場所、入れる時刻、鍵の受け取り方法。
  • ⑤ 到着を知らせる相手:家族などの相手、連絡方法、連絡する予定のタイミング。

大学のInternational Officeの連絡先も保存しておくと、渡米後の相談先を確認できます。到着当日の遅延連絡は、迎えや住居の担当者が指定した窓口と受付時間を優先して確かめましょう。

紙には移動・連絡に必要な情報だけを記し、パスポート番号やパスワードは載せません。住所や連絡先を記入したメモの公開・共有範囲にも注意してください。空港のWi-Fiや公衆電話の有無・利用条件は、利用する空港やサービスの案内で確認します。

飛行機の到着時刻と、次の移動をつなげて考える

ホームから見た列車と駅構内
留学時代の駅の風景。写真提供:本間卓

航空券を決めるときは、到着後の移動まで

飛行機が着いても、すぐに住居へ向かえるとは限りません。交通機関の出発時刻だけでなく、集合場所までの移動と、住居の受付時間もつなげて確認しましょう。

本間の体験談|深夜到着後、シャトルを6時間待った(2015年)

2015年3月、深夜0時に空港へ到着し、シャトルバスの出発まで6時間待ったことがあります。春休みなどの外出から戻る途中だったと思います。費用だけを見て安い航空券を選び、到着後の移動手段がない時間になってしまったのだと思います。

  • 到着から集合まで:入国手続きや荷物の受け取りを見込み、ターミナル間の移動も含めて確認する。
  • 待ち時間:待機できる場所と営業時間を確認する。
  • 予定が変わったとき:交通機関の予約変更・連絡方法と、住居の受け入れ可能時刻を確認する。

学校の空港送迎を使う場合は、対象者・申込期限・対応日と時間・料金・集合場所を確認します。TEAM Sugi紹介校のShoreline Collegeにも、新入留学生向けの空港送迎の案内があります。同校の条件が他校にも当てはまるわけではありません。出典:Shoreline Collegeの入学許可後の案内。

TEAM Sugiの案内範囲

TEAM Sugiでは、空港からの移動や入居そのもののサポートは行っていません。大学に空港送迎のサポートがある場合は、その案内をしています。利用条件と当日の連絡先は、大学や住居の担当窓口に確認してください。

最後に、全区間の機内持ち込み条件と照合する

必要な物をまとめたら、バッグごとの大きさ・重量・個数と、中に入れる物の条件を確認します。乗り継ぎや共同運航便がある場合は、どの会社の規則が適用されるかも確認してください。

  • バッグと身の回り品それぞれの寸法・個数、合計重量を確認する。
  • 液体、電池、モバイルバッテリーなど、条件がある物を分けて確認する。
  • 重量を量り直し、書類や連絡用品を出すために荷物全体を広げなくて済むか試す。

ANA国際線を利用する場合の確認先は、機内持ち込み手荷物と持ち込み・預け入れに条件がある物です。例えば同社の案内ではモバイルバッテリーは預け入れできません。容量・個数・機内での扱いを含む最新条件は公式ページで確認してください。他社便へそのまま当てはめることはできません。

次に確認したいページ

公式情報と確認日

公式情報の確認日:2026年9月22日。学校の例はTEAM Sugi紹介校のShoreline Collegeに限ります。自分の入学学期・住居・利用便に適用される最新案内を確認してください。

著者:本間 卓|合同会社TEAM Sugi代表

2009年〜2015年6月にアメリカへ留学。Edmonds Community College(現Edmonds College)からUniversity of Wisconsin–Superiorへ編入し、経営学を専攻して卒業。在学中は計4年間、大学野球にも取り組みました。帰国後の2015年に合同会社TEAM Sugiを設立し、アメリカへの大学進学や編入を支援しています。自身の留学生活と留学支援の経験をもとに、渡航前の準備から現地での暮らしまで、これから留学する方に役立つ情報をお届けします。

留学ポケットは、合同会社TEAM Sugiが運営する留学・海外生活の準備メディアです。