渡米準備と持ち物
アメリカ留学のパソコンおすすめ|授業に合うノートPCの選び方
アメリカ留学のパソコンは、学校や専攻の指定を満たし、毎日の授業に持っていける1台を選ぶのが基本です。WindowsとMacのどちらがよいか、何円の機種を買えばよいかは、使うソフトや課題によって変わります。
私は留学中、日本から持参したNECのノートパソコン、現地で購入したWindowsパソコン、最後にはChromebookを使いました。その中で気になったのは、持ち運びやすさ、日本語を入力するときの使い勝手、授業で必要なソフトを使えるかという点です。
この記事では、その経験と図書館・コンピューターラボを利用していた経験を交えながら、大学・コミカレ・ESLへ進学する人向けにパソコンの選び方を紹介します。後半の製品候補は現在の公式仕様を調べるためのもので、私が留学中に使った機種のレビューやランキングではありません。
先に学校の指定を確認する
買う前に、入学先のIT窓口や専攻の案内で、次の4点を確認しましょう。
- OS:Windows指定、Mac対応などの条件があるか。
- 授業用ソフト:名称とバージョン、必要な性能は何か。
- 試験用ソフト:オンライン試験に使うアプリが候補のPCに対応するか。
- 学校の設備:PCの貸出、学内端末、ソフトの提供を利用できるか。
例えば、レポート中心の授業と、設計・映像制作などの授業では必要な仕様が違います。「大学生向け」「高性能」という販売ページの説明だけで、専攻への適合を決めないようにします。
今のPCを使う場合は、必要なアプリの動作に加え、充電器の状態や持ち運びの負担も見ます。調子の悪い点があるなら、出発前に修理や買い替えの時間を確保しましょう。
学校へ聞くときは「この機種で大丈夫ですか」だけでなく、候補のOS、CPU、メモリ、使用予定ソフトを添えると確認しやすくなります。手元のPCで条件を満たせるなら、そのまま使う選択もあります。
最初の比較は、持ち運びと作業のしやすさから
大きめのNECのノートパソコンは、持ち運びが不便だった
最初の渡米では、日本で買ったNECのノートパソコンを持っていきました。少し大きめの機種だったので、持ち運ぶときに不便だと感じていました。
学生生活では、授業や図書館などへパソコンを持って移動する機会が多くあります。私の経験からは、毎日持ち歩くなら少しコンパクトなサイズをおすすめしたいです。画面の大きさだけでなく、本体と充電器をバッグに入れたときの重さまで確認すると、使う場面を想像しやすくなります。
学校の条件に合わせて、画面・性能・重さを比べる
一般的な文書作成や調べ物を中心に使うなら、編集部の比較の出発点として、13〜14インチ程度・メモリ16GB・SSD 512GB程度の構成を候補にできます。これは全学生共通の最低要件ではありません。学校の指定を優先し、予算と保存するデータ量で調整してください。
| 比較する項目 | 店頭や仕様表で確かめること |
|---|---|
| 重さ | 本体に充電器を加え、いつものバッグで運べるか |
| 画面 | 資料とレポートを並べたときに読みやすいか |
| キーボード | 日本語・US配列、キーの大きさ、打ちやすさ |
| 接続端子 | 授業で使う画面、USB機器、イヤホンを接続できるか |
| バッテリー | メーカーの測定条件と、充電できる場所 |
| 修理 | 米国での受付、保証対象、返送や代替機の条件 |
メーカーの「最大○時間」は測定条件付きの数字です。自分の授業で同じ時間使えると見込まず、電源を確保できる予定も考えておきましょう。
条件別に比較したい3つの候補
MacBook Air:Mac対応の授業で、携帯性を重視する人
学校の指定ソフトがmacOSに対応し、Macの操作に慣れている人の候補です。AppleのMacBook Air公式ページでは、13インチと15インチを比較できます。
持ち運びを優先するなら小さい画面、画面内の作業スペースを重視するなら大きい画面という順で検討します。授業でWindows専用ソフトが必要なら、購入前に学校へ確認してください。別のOSを動かす方法があることと、学校がその方法を認めることは別です。
Surface Laptop:Windowsとタッチ操作を使いたい人
Windowsでの学習を中心に、タッチスクリーンも使いたい人の候補です。MicrosoftのSurface Laptop公式ページで画面サイズ、端子、重量、構成を比較できます。
特にSnapdragon搭載のArm版は、必要ソフトと周辺機器の対応を先に確認しましょう。Microsoftは多くのアプリへの対応を案内する一方、ドライバーなどの対応が必要な機器も説明しています。「Windowsだから全部同じ」とは判断しないことが大切です。MicrosoftのArm版Surface互換性案内で確認できます。
Lenovo IdeaPad Slim:構成と費用を比べたい人
Windowsノートを複数の構成から検討するなら、IdeaPad Slimも候補になります。例としてIdeaPad Slim 5 Light Gen 10・13.3型AMDモデルの公式案内があります。
シリーズ名が同じでも、メモリ、SSD、画面、キーボード、Officeの付属は販売構成によって異なります。比較するときは「IdeaPad」までで止めず、購入画面の商品番号と構成をそろえてください。在庫や販売世代も購入時に確認します。
日本とアメリカ、どちらで買う?
現地で買ったPCは、日本語入力ができても配列に戸惑った
その後、私はアメリカでWindowsのパソコンを購入しました。日本語を入力できるように設定はできましたが、日本で使っていたキーボードとは配列が違い、日本語を打つときに少し不便でした。左側にあるキーや記号の位置などに違いがあり、慣れた感覚では操作しづらかった記憶があります。
この経験から、日本語もよく入力する人で、日本語配列に慣れているなら、日本で使いやすいパソコンを選んで持っていくのもよいと思います。購入する国だけで決めず、実際のキーボード配列を確認するのがおすすめです。
日本語入力の設定と、キーボード本体のキー配置は別のものです。US配列でも日本語を入力できますが、設定を追加しても物理的なキーの位置は変わりません。現在のWindowsでは言語や入力レイアウトを管理できるため、入力する記号が合わないときは、本体の配列に合った設定になっているかも確認しましょう。Microsoft:言語とキーボード設定の案内
本体価格だけでなく、設定と保証も比べる
日本で買う場合は、出発前に初期設定や使い方を確認でき、希望する日本語キーボードを探しやすくなります。米国購入では現地の販売構成やサポート条件を比較できますが、到着直後に購入・設定する時間も必要です。
価格は本体だけで比べず、税、為替、必要なソフト、変換アダプター、保証を加えた総額で考えます。学割も国・地域と対象者によって条件が異なります。Appleの学生・教職員向けストアなどで対象資格を確認し、米国の学校へ入ることだけで日本側の学割を使えると決めつけないでください。
Office等は学校から提供される可能性もあるため、個人契約の前に学校の案内を確認しましょう。持参の考え方や電源・キーボードの確認は、パソコン・家電を日本から持って行く前の準備で詳しく紹介しています。
Chromebookは、授業で使うソフトを確認して選ぶ
当時はOfficeを入れられず不便だったが、課題は提出できていた
留学中の最後の頃は、当時の価格が安かったこともあり、Chromebookを使っていました。自分の端末にOfficeをインストールして使えなかった点は、少し不便でした。
ただ、私は普段から図書館やコンピューターラボのパソコンでも課題を進めていました。そのため、不便さはあっても学校生活は送れていて、Chromebookを使っていたことで課題提出に問題が起きたというわけではありません。
現在はWeb版のWord・Excelなどを利用できる
現在、MicrosoftはChromebookでWeb版のWord、Excel、PowerPointなどを利用できると案内しています。一方、Windows・Mac向けのデスクトップ版Microsoft 365はインストールできません。「Officeがまったく使えない」と考えるのではなく、Web版で授業に必要な作業ができるかを確認することが大切です。Microsoft:ChromebookでのMicrosoft 365の利用方法
購入前には、学校指定のソフトや試験用アプリがChromeOSに対応しているかも確認してください。学内PCを併用する予定なら、必要なソフトが入っているか、授業や課題の締め切りに合わせて利用できるかまで調べてから判断しましょう。
図書館やコンピューターラボも、普段の課題に活用する
私は普段から、図書館やコンピューターラボのパソコンで課題を進めていました。自分の端末と学内の設備を組み合わせて使っていた形です。
当時通っていたコミュニティカレッジでは、図書館やコンピューターラボは午後9時頃に閉まっていました。一方、その後の4年制大学には24時間使えるコンピューターラボがあり、深夜や早朝にもよく利用していました。
これは私が通っていた当時の学校での経験です。すべてのコミカレや4年制大学で同じ時間に利用できるわけではありません。自分の学校では、次の点を確認しておくと役立ちます。
- 平日・週末・長期休暇中の利用時間。
- 入室に学生証や予約が必要か。
- 授業で必要なソフトと、そのバージョンを使えるか。
- 作成したファイルを自分の保存先へ持ち出せるか。
学内の設備を使えると、自分のパソコンだけですべてをそろえずに済む場合もあります。ただし、授業へのPC持参が必須かどうかは別に確認し、学校の設備と手元の1台をどう使い分けるかを考えましょう。
買った後は、課題を出すところまで試す
出発前にWi-Fi接続、日本語・英語入力、カメラとマイク、学校アカウントへのログインを確かめます。学校から利用案内が届いていれば、学習サイトを開き、必要なアプリを導入してください。
最後に、自分で作った練習用文書を保存し、PDFにできるか、別の端末からバックアップを開けるか確認します。PCだけでなく充電器・ケーブルも含めて荷物に入れましょう。持ち物の仕分け方と合わせると、追加購入も整理できます。
公式情報の確認日:2026年9月25日。本文の使用経験と学内設備の利用時間は留学当時のものです。現在の商品仕様・販売構成・ソフト対応・学割条件、学校の設備や利用時間は、それぞれの公式案内を確認してください。
アメリカ留学の準備と、毎日の暮らし。