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渡米準備と持ち物

アメリカ留学のリュックの選び方|通学と機内持ち込みに使うバッグ

執筆:本間卓 / 更新:

アメリカ留学用のリュックは、まず今使っているバッグに通学の荷物を入れてみるところから選びましょう。パソコンが入り、必要な物を取り出せて、荷物を入れた状態で無理なく背負えるなら、そのまま使う選択もあります。

新しく買う場合も「留学には何リットル必要か」だけで決めず、PC収納部の寸法、荷物を含めた重さ、雨への備えを比べると選びやすくなります。渡米時の機内持ち込みにも使うなら、最後に利用便の手荷物条件と照合します。

最初に、授業がある日の荷物を一組そろえる

容量を調べる前に、次の物を机の上に並べてください。まだ教科書が分からなければ、手持ちの本やノートで大まかに試せます。授業で使うPC自体が未定なら、先に留学用ノートパソコンの選び方を確認しましょう。

荷物入れる前に見ること
ノートPC・スリーブケースに入れた状態の幅・高さ・厚さ
充電器・ケーブル付属品までまとめた大きさと重さ
教科書・ノートその日に運ぶ冊数。紙の教材を使う授業か
水筒・昼食水筒を立てて入れられるか、弁当が傾かないか
雨具・羽織り物帰宅時に脱いだ上着を入れる余地があるか
財布・鍵・学生証バッグを大きく開けずに出し入れできるか

毎日運ぶ物と、体育や実習のある日だけ増える物を分けるのがポイントです。たまに必要な大荷物のために普段のバッグを大きくするか、その日だけ別の袋を使うかも、この段階で考えられます。

本間の留学経験:使いやすさに加えて、気に入っていることも大事だった

留学中はいろいろなかばんを使いましたが、利便性を考えてバックパックを使っていました。日本で買った吉田カバン(PORTER)やmaster-pieceのほか、アメリカのブラックフライデーで買ったコロンビアのバックパックを一時期使ったこともあります。

かばんには筆記用具、その学期に使う教科書や教材をいつも入れていて、学校に行くときにパソコンを加えていました。日本で買ったバッグをアメリカで使うのは特別感があって、自己満足ですが、個人的にはかっこよかったなと思います(笑)。

これは本間の留学当時の経験です。使用した型番は特定しておらず、各ブランドの現行製品の性能を評価するものではありません。必要な荷物を運べることを確かめたうえで、毎日使いたくなるデザインを選ぶのも一つの考え方です。

大きさは、容量とPC収納部を別々に確かめる

20〜25L前後を比較の出発点にする

PC、ノート、飲み物を中心に持ち歩くなら、まず20〜25L前後の製品に実物を入れて比較してみましょう。これは編集上の目安で、大学通学に共通する必要容量ではありません。厚い教科書、昼食、運動着まで入れる人は、もう一段大きいサイズも試してください。

同じ容量でも、収納を細かく分けたバッグと、大きな一室にまとめて入れるバッグでは使い勝手が違います。荷物が収まることに加え、底の物を取るために毎回PCを出さずに済むかを見ます。

「15インチ対応」だけで判断しない

PCの画面サイズが同じでも、本体の外寸は機種によって異なります。スリーブを使う場合は、その厚みも必要です。

商品ページにPCポケットの内寸があれば、収納する状態のPCと比較します。内寸が不明なら、メーカーに型番を伝えて確認するか、実物を持って試着すると確実です。バッグ全体の外寸から、PCポケットの大きさを推測しないようにしましょう。

入口で引っ掛からないか、ファスナーを閉めるとPCの角が押されないかも確認します。収納部にクッションがあっても、落下や水濡れへの耐性まで保証されるわけではありません。

空の軽さより、荷物を入れて背負った状態を比べる

店頭では、可能な範囲で普段の荷物に近い重さを入れ、肩ひもを調整して歩いてみてください。肩に食い込まないか、背中から大きく浮かないか、腕を動かしにくくないかを確かめます。チェストストラップも、付いているかだけでなく、自分の体格で使いやすい位置になるかが大切です。

重さを見積もるときは、水筒の中身や充電器も含めます。例えば、バッグ0.6kg、PCと充電器1.8kg、本・ノート0.8kg、飲み物0.5kg、その他0.5kgなら合計4.2kgです。これは計算例であり、実際の荷物は自分で量ってください。

荷物が重いと感じたら、バッグを替える前に、毎日同じ教材を全部運ぶ必要があるかを見直す余地もあります。電子教材の利用可否などは授業の指定に従いましょう。

雨と移動に備える機能を選ぶ

徒歩やバスで通学するなら、濡れた傘や水筒をPCと分けて入れられると扱いやすくなります。外ポケットは、入れた水筒が歩くたびに飛び出しそうにならないかも試してください。

撥水加工や耐水性のある生地でも、縫い目やファスナーを含めたバッグ全体が防水とは限りません。PCの水濡れが心配な通学経路なら、機器を入れる防水性のある袋や、バッグに合うレインカバーを組み合わせる方法があります。それぞれの製品の防水範囲を確認して選びます。

パスポートや財布は、歩きながら開いたままになる外ポケットに入れず、閉じられる収納へ。ポケットの数が多いこと自体より、どこに何を入れたか迷わない配置を優先しましょう。

公式仕様で比べるリュックの候補

次の2製品は、大きさや収納を比較するための例です。実際に使用したレビューや人気順位ではありません。仕様は2026年9月26日に確認しました。

製品確認できた仕様購入前に試すこと
無印良品 肩の負担を軽くする 撥水中わた入りリュックサック容量20L、外寸は縦43×横32×マチ14cm。PCポケットとキャリーバー用のベルトあり自分のPCがスリーブごと入るか。昼食や上着を加えても余裕があるか
パタゴニア ブラックホール・パック25L容量25L、重量640g、外寸48×28×15cm。大半の15インチまでのPCに対応するパッド入りポケット自分のPCの外寸との適合。荷物を入れた状態での背負い心地

パタゴニアは、この製品の縫い目とジッパーが防水仕様ではないことも明記しています。「雨に強そう」という印象だけでPCの保護方法を決めず、メーカーの説明まで確認しましょう。

今のバッグでPCだけ保護しにくいなら、先にスリーブを足す方法もあります。ただし、足した後に収納が窮屈になる場合は、バッグとの組み合わせを見直してください。

機内持ち込みに使うなら、荷物を詰めてから測る

通学にちょうどよいサイズでも、利用便の「身の回り品」として持ち込めるとは限りません。航空会社の案内で、リュックをどの手荷物区分に入れるかを確認します。小型スーツケースも機内に持ち込む場合は、合わせた個数や重量が条件に収まるかを見てください。

JALを利用する場合は、国際線の機内持ち込み手荷物の案内が確認先になります。他社が運航する便は、その運航会社の案内も確認しましょう。

出発前には、ポケットや水筒で膨らんだ部分も含めて外寸を測ります。購入時の容量表示だけでは、機内持ち込みの可否は決まりません。国際線と米国内の乗り継ぎ便がある場合は、それぞれの運航会社の案内を確認します。

渡米日に入れる書類や、到着直後に使う物は到着初日に備える機内持ち込みの荷物で整理できます。通学用とは中身を入れ替えて準備しましょう。

買う前に、この3つを終わらせよう

  1. 通学で使う物を、PCケースや水筒の中身まで含めてそろえる。
  2. 候補のバッグに入れ、取り出しやすさと背負い心地を確認する。
  3. 渡米にも使う場合は、荷物を詰めた外寸・重さを利用便の条件と照合する。

この3つに問題がなければ、手持ちのバッグでも準備を進められます。買い替えるときは、今のバッグで足りなかった点を一つずつ解消できる製品を選びましょう。