住まいと日常生活
アメリカの寮で初めて洗濯する前に|共同ランドリーの使い方
寮に着いてから洗濯物を抱えて困らないよう、最初に確認したいのは「どこで・どう支払い・いつ取り出すか」です。洗剤を大量に買う前に、住む寮の機械と利用案内を確認しましょう。
この記事は、アメリカの大学・コミュニティカレッジの共同ランドリーを初めて使う学生と保護者向けです。大学の案内をもとにした準備ガイドに、本間卓が留学中に聞いた外干しの話と、現在確認できる公式情報を添えています。料金や利用方法は寮ごとに異なります。
1.入寮後、洗濯物を持たずに一度見に行く
最初はランドリールームの場所と掲示を確認するだけで十分です。鍵や学生証が必要か、利用できる時間、洗濯機と乾燥機の台数、支払い方法、故障時の連絡先をメモします。スマートフォンのアプリが必要なら、寮が指定するアプリ名を確認してから準備します。
小銭で支払うとは限りません。たとえばTEAM Sugiの紹介校Everett Community Collegeの公開ハンドブック(Fall 2025表記)では、洗濯機と乾燥機は各1回1.75ドル、CSC Goアプリでの利用と案内されています。これは同校の掲載例で、全米共通の料金ではありません。入居時の掲示・契約・学校からの最新案内を優先してください。出典:EvCC Student Housing Handbook「Laundry」
2.初回は少量の洗剤と、運ぶ袋を用意する
洗剤は機械の指定と製品の使用量を見て選びます。「HE」などの指定があるか、液体・粉末・パック型をどこに入れるかは、機械の説明に従ってください。洗剤を多く入れればきれいになる、と考えて量を増やさないようにします。
持っていく物は、洗濯物、指定に合う洗剤、洗濯物を運ぶ袋やかご、支払いに必要な物、部屋の鍵です。柔軟剤や乾燥機用シートは、初回から必須と決めず、衣類と機械の案内を確認してから追加しましょう。買い物全体の優先順位は到着後の買い物と予算の整理も参考にしてください。
3.衣類の表示を見て、洗う物と乾かす物を分ける
ポケットの中身を出し、衣類の洗濯表示を確認します。水洗いできるか、温度の指定があるか、乾燥機に入れられるかを先に見ておくと、機械の前で迷いにくくなります。色移りや素材が心配な衣類は、一緒に洗ってよいか表示で判断してください。CSC ServiceWorksも、衣類のケアラベルに従って仕分けるよう案内しています。出典:How to Sort Laundry
「洗濯機で洗える」と「乾燥機を使える」は別の確認です。乾燥機を使えない物は、寮で許可された干し方・場所も調べておきます。温度や運転時間を一律に決めず、衣類と機械の両方の表示に合わせましょう。
4.機械番号と料金を確認してから開始する
空いている機械でも、中に前の人の衣類が残っていないか確認します。残っている場合は、自分の判断で取り出さず、掲示されたルールか寮スタッフの案内に従ってください。
衣類と洗剤を指定どおりに入れ、運転コース・料金・機械番号を照合してから支払います。アプリ上の番号と目の前の機械が合っているかを確認し、開始後は実際に動いたことを見届けます。終了予定を控え、洗濯物を長く放置しない予定を組みましょう。
5.乾燥と取り出しまでを一度の予定にする
洗濯が終わったら、乾燥機に入れてよい衣類だけを移します。詰め込みすぎないこと、衣類に合う設定を選ぶこと、糸くずフィルターを確認することは、CSC ServiceWorksの乾燥機案内でも挙げられています。フィルターの扱いは現地の説明に従い、外し方が分からなければスタッフに確認してください。出典:Tips for Using a Dryer
終了したら早めに取り出し、乾き具合を見てからしまいます。追加乾燥が必要な場合は、衣類の表示と追加料金を確認します。洗濯だけ始めて授業に出るのではなく、取り出せる時間まで空けておくと共同設備を使いやすくなります。
本間卓の留学経験|「アメリカでは外干し禁止」と聞いた話
私が留学していたころ(2009年〜2015年6月)、友人から「アメリカでは外に洗濯物を干してはいけない」と聞いて、「そうなんだ」と思った記憶があります。その後、州や地域によってルールが違うという情報を見たような記憶もあります。ただ、当時の住まいで実際に何が禁止されていたかまでは確認できていません。
今回、州の公式法令を確認すると、「アメリカ全体で一律に外干し禁止」とは言えません。むしろ物干しの設置や利用を保護する州法もあり、適用範囲や例外は州によって異なります。
たとえばフロリダ州法163.04には、物干し綱(clotheslines)などの設置を妨げる条例や不動産の制限規約等を制限する規定があります。一方、集合住宅等のパティオの手すりには、この条文は適用されません。物干し設備の設置と、手すりに洗濯物を掛けることは同じ扱いとは限りません。出典:フロリダ州法163.04
メイン州法33編1423条は、2009年9月30日より後に作られた規則・契約等を対象に、所有・賃借する住居での物干し綱や乾燥ラックの設置・利用を保護する規定を設けています。ただし、共有部分には例外があり、安全や建物の保護などのための合理的な制限も認めています。出典:メイン州法33編1421条(定義)・1423条(適用範囲と例外)
寮やアパートで暮らすときは、地域の法令に加え、居住契約・ハンドブックで干せる場所や器具を確認しましょう。州法に保護規定があっても、共用部分やベランダの手すりに自由に干せるとは決めず、寮スタッフや管理者に「乾燥機を使えない服は、どこでどう干せますか」と確認すると具体的です。規則と州法の関係が分からない場合も、適用条件を確かめてから判断します。
法令の確認日:2026年9月25日。上記は2州の確認例であり、当時の留学先・住居のルールを特定するものではありません。
動かない・支払ったのに開始しないとき
何度も支払い直す前に、機械番号、表示されたエラー、利用時刻、決済履歴を控え、掲示された窓口や寮スタッフに相談します。カード番号やアプリのパスワードを他の学生へ渡す必要はありません。返金の可否・申請方法は運営会社や寮の案内で確認します。
EvCCのハンドブックでは、不具合はスタッフかフロントへ伝える案内です。同じ窓口が他の寮にもあるとは限らないため、初回に連絡先を控えておきましょう。英語で伝えるなら、例えば “This washer did not start after payment. Who should I contact?”(支払い後にこの洗濯機が動きませんでした。誰に連絡すればよいですか)と確認できます。
初回を終えたら、次の洗濯に使うメモを残す
使った機械、洗剤の量、洗濯と乾燥にかかった合計額、所要時間を自分用に残します。初回の実測が分かれば、衣類の枚数や洗濯の頻度を生活に合わせて調整できます。家族と予算を相談するときも、「1回の洗濯料金」だけでなく乾燥と洗剤を含めて考えましょう。
入寮初日の確認は入寮初日に確認すること、日本から持つ衣類の整理は日本で用意する物・現地で買う物へ。
住まいを含めた学校選び・出願の新規相談は、留学ポケットと同じ運営元のTEAM Sugiの学生寮案内をご覧ください。すでにお申し込みの方は、案内済みの担当窓口へご連絡ください。
公式情報確認日:2026年9月25日。大学の例はTEAM SugiのEverett Community College紹介ページと照合しています。
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