アメリカ留学の準備と、毎日の暮らし。

渡米準備と持ち物

入学先が決まったら|アメリカ留学の生活準備チェックリスト

執筆:本間卓 / 更新:

入学先が決まったら、まず大学からの連絡を自分で受け取り、必要な手続きと支払いを確認できる状態にしましょう。アメリカの大学・コミカレ・ESLへ進学する学生と保護者が、このページを見ながら準備を確認できるチェックリストです。

出願やビザの手続きは、学校とTEAM Sugiの案内を別に確認してください。このリストだけで渡航手続きが完了するわけではありません。

青空の下に広がる芝生と赤れんが色の建物
写真:本間卓

入学先が決まったら、
まず整える3つのこと。

  • 困ったときの大学の相談先
  • 本人が使う学生アカウント・メール
  • 学費・寮費と日常の支払い

最初に確認したい3つのこと

1.International Officeの連絡先を控える

渡米後に何かあったときの相談先として、International Office(留学生窓口)のスタッフの名前、メールアドレス、電話番号を控えます。担当者が分からない場合は窓口の連絡先を確認し、本人が問い合わせられるよう、スマホと紙の両方に残しておきましょう。受付時間と、時間外の連絡先も確認します。

2.学生アカウントと大学メールを自分で使えるようにする

学生アカウント(Student Account)と大学のメールアドレスは、学校の案内に従って本人が作成・有効化(Activate)を行います。名称や設定手順は大学によって異なるため、届いた案内を見ながら進め、ログインしてメールを読めるところまで確かめてください。

TEAM Sugiは留学手続きに関するサポートを行いますが、大学生活で使うアカウントやメールは学生本人が管理します。大学から本人に届くメールの中には、エージェントには届かないものもあります。任せきりにせず、自分宛てのメールを必ず確認し、必要な返信や手続きの期限を予定表に入れましょう。

3.学費・寮費と、日常の買い物の支払いを分けて確認する

学費・寮費は「どこから、どの方法で、いつまでに支払うか」を学校の案内で確認します。大学のサイトや学生ポータルにある支払い入口と、そこで使えるカードなどの決済手段は、分けて確認しましょう。支払額・手数料・期限も、本人と支払う人で共有します。

一方、現地の交通や買い物では、その場で使える支払い手段を用意します。学費・寮費の詳しい確認項目はTEAM Sugiの支払い時期・方法の解説へ、日常の支払いは買い物の支払い手段と予備の確認へ進んでください。

住まいと移動の情報をそろえる

雪が積もった地面と木々、その奥に見える建物
留学中の冬の風景(写真提供:本間卓)

住む場所と、
到着する季節をセットで。

  1. 学校から届いた最新の到着案内とオリエンテーションの日程。オンライン参加日も別に記録します。
  2. 決まっている住居の住所、入居可能な日・時刻、鍵の受け取り場所、時間外の連絡先。
  3. 利用便の到着空港・現地時刻と、空港から住居へ移動する方法。
  4. 住居の備品一覧、寝具の有無・サイズ、家電などの持ち込み規則。

衣類や靴も、渡航先の気候と到着する季節に合わせて用意しましょう。

授業開始日、オリエンテーション、入居日は同じ日とは限りません。時差による見間違いを防ぐため、日程には「日本時間」「現地時間」と都市名を添えます。住居が未確定なら、大きな寝具や家電の購入は「確認待ち」にして先へ進めましょう。

学校例として、TEAM Sugi紹介校のShoreline Collegeは、オリエンテーションと授業開始日を別々に案内しています。自分の入学学期の案内を読み、日付を自分の予定表に入れてください。出典:同校International Education、同校Orientation。

本間の経験|学校と住む街が別だった(2013年)

2013年9月、私はウィスコンシン州の大学へ通いながら、州境を挟んだミネソタ州ダルースに住んでいました。学校の所在地と、毎日生活する場所が異なるケースです。準備するときは学校と住居を別々に記入し、実際に使う移動経路や買い物先を確認しておくと整理しやすくなります。

本間の経験|退去日と次の入居日がつながっていなかった(2011年)

2011年6月、私は20日に今の住まいを出る一方、次のアパートに入れるのは7月8日という予定でした。その間をどう過ごすか、モーテル滞在や旅行を組み合わせて考えていました。

住まいを移るときは、次の住所だけでなく、今の住まいを出る日時と次に入れる日時を同じ予定表へ書いておくと、間の宿泊や荷物の扱いを確認しやすくなります。これは当時のアパートでの経験です。

このページで確認する生活準備リスト

案内や手元の物を見ながら、確認できた項目にチェックを付けていきましょう。締切は一律の「出発○日前」ではなく、学校・契約先の案内を優先します。

01

大学との連絡とお金

最初に、相談できる・連絡を読める・支払いを確認できる状態に。

  • 大学の相談先を控えたInternational Officeの連絡先・受付時間・時間外の連絡先を確認。
  • 学生アカウントとメールを使える必要な有効化を済ませ、本人がログインしてメールを確認。
  • 学費・寮費の払い方と期限が分かる学校の案内で支払い入口・決済手段・金額・手数料・期限を確認。
  • 日常の支払いと予備を用意した交通や買い物に使う方法と、使えないときの連絡先を確認。

02

到着日の移動と住まい

飛行機が着いてから、部屋に入るまでを一続きに確認。

  • 到着時刻に入居して鍵を受け取れるHousing・滞在先に入居日時と、遅延時の連絡方法を確認。
  • 空港からの移動が決まっている学校や移動サービスの集合場所・予約の要否・受付条件を確認し、案内を保存。
  • 家族への到着連絡を決めた時差を含む連絡予定と、連絡が届かないときの確認順を共有。

03

荷物と最初の生活

到着直後に使う物からそろえ、買い足しは部屋を見てから。

  • 部屋の備品と寝具を確認した住居の備品一覧で、ある物・ない物・サイズ・持ち込み禁止物を確認。
  • 持参する物と現地購入を分けた航空券・運航会社の荷物条件と住居規則に合わせ、重さと寸法も確認。
  • 通信と連絡手段を確認した端末・回線の適合、利用場所、番号・SMS、開通方法を公式案内で確認。
  • 初日の寝る・食べる・洗う準備ができた必要な物を、どこで・いつ入手できるか確認。夜の到着にも対応できるか見直す。

回答を待っている項目は、未確認のままで大丈夫です。質問内容と送信日をメールに残し、いつ返答を確認するか決めておきましょう。

出発前には、学校指定保険の加入状況と、渡航日から補償されるかも確認しましょう。「学校指定保険と補償開始日のチェックリスト」で、旅程と保険期間を並べて確認できます。

学生と保護者で、作業と確認を分ける

次は編集部が作成した分担例です。学生が当日自分で動けるよう、保護者が調べた内容も本人の言葉で説明できる状態にします。

学生本人が行うこと

  • 大学のアカウントを有効化し、自分宛てのメールと期限を確認する。
  • 住居・通信の不明点をまとめ、公式窓口へ問い合わせる。
  • 到着先と連絡先を自分で持ち、家族へ連絡する。

保護者と一緒に確かめること

  • 学費・寮費を誰が支払うか、金額・方法・期限を共有する。
  • 追加購入の予算、通信の契約名義・支払い・更新日を確認する。
  • 時差を含めた連絡予定と、連絡がないときの確認順を決める。

「通信は保護者に任せた」だけでは、到着後の設定や問い合わせで止まることがあります。契約者、支払う人、端末を操作する人をそれぞれ決め、本人が公式サポート窓口を開けるかまで確かめましょう。

到着当日と最初の1週間を組み立てる

出発前:未確認の条件を減らす

優先するのは、間に合わないと初日の生活が止まる項目です。入居できるか、そこまで移動できるか、連絡できるか、寝具や食事があるかを先に確かめます。その後に、収納用品や日用品の買い足しを考えます。

TEAM Sugiでは、入居や空港からの移動の手配・現地対応は行っていません。大学側に空港送迎(Airport Pickup)のサポートがある場合は、その案内をお伝えしています。利用する場合は、大学の案内で申込方法・対象日・集合場所を確認し、時間外の扱いも担当者へ確かめましょう。Shoreline Collegeにも新規留学生向けの送迎案内があります。出典:同校の入学許可後の案内。

当日:寝る・食べる・連絡するまでを一続きに

到着時刻だけでなく、入国後の移動と鍵の受け取りを含めて予定を作ります。夜の到着などで買い物に行けない場合は、寝具・タオル・最低限の身の回り品を入居先から受け取れるか、事前手配できるかを確認します。現地購入にする物にも「買える日時」を書いてください。

住居の公式案内にある備品と、自分で用意する物を分けましょう。寝具やタオルまで含まれるかは、部屋の家具とは別に確認します。確認先の例:Shoreline Collegeの住居案内。

本間の経験|深夜の空港でシャトルを6時間待った(2015年)

2015年3月、留学中の移動で深夜0時に空港へ着いた後、シャトルバスの出発まで6時間の待ち時間がありました。飛行機が着く時刻と、空港を出て住まいへ向かえる時刻は、同じではありませんでした。

航空券を選ぶときは、運賃とあわせて到着時刻、その後に利用できる交通機関を確認しましょう。到着から出発まで時間が空くなら、待機できる場所と、予定が変わったときの連絡先も確認しておきましょう。

最初の週:部屋と生活動線を見て買い足す

  • 備品の不足・不具合は管理窓口へ伝え、必要な買い物と区別する。
  • 洗濯場所と支払い方法、食事を用意できる設備、店舗までの行き方を確認する。
  • 通話・データ通信・必要な認証を実際に試し、使えない機能は契約先やサービス側へ問い合わせる。
  • 購入済みの物と実費を家族と確認し、後回しにできる物を見直す。

まずは大学メールを開いて、連絡先と手続き・支払いの期限を確認しましょう。確認できたことをチェックし、残った項目は学校や契約先の案内を見ながら進めてください。

学校からの通知・入国後の手続きで迷ったら

学校からメールが届きました。読むだけでよいのか、返信や支払いが必要なのか分かりません。

まず、誰に向けた案内か、何をする必要があるか、いつまでかを確認しましょう。メールを受信したことと、その手続きが完了したことは別です。

確認する点本文・学生用サイトで見る内容
対象自分の入学学期、課程、キャンパス、住居などに該当する案内か。
必要な行動情報を読むだけか、返信、書類提出、予約、支払い等が必要か。「Action Required」などの表示だけでなく、具体的な指示を読む。
期限・完了条件締切の日付・時刻・タイムゾーン、何をもって完了するか。提出受付と審査完了、申請受付と支払い完了を区別する。
支払先・金額学校の正式な案内・請求と一致するか、既に払った分と重複していないか。初めての送金先や変更の案内は、既知の公式窓口でも確認する。

不明なまま返信や支払いを進めず、学校の公式サイトから学生用サイトに入り、通知と現在の手続き状況を照合してください。問い合わせる際は、案内の件名、対象学期、済ませた手続き、不明な点を簡潔に伝え、必要な行動と期限を確認します。支払い後は領収書と完了表示を保存しましょう。

オリエンテーションの日程が違って見える、または案内が届かない場合は?

同じ学校でも、入学学期、課程、キャンパス、対面・オンラインの別で案内が分かれることがあります。自分が対象となる案内かを先に確認し、日付が新しいという理由だけで一方を採用しないようにしましょう。

例えばShoreline Collegeの留学生オリエンテーション案内には、対面とオンラインを組み合わせた日程が示されています。これは同校の例であり、自分の学校の日程・参加方法は、その学期の公式案内で確認してください。

案内が届かないときは、大学メール・出願時の登録アドレス・迷惑メールを確認したうえで、担当窓口に登録アドレスと送信状況を尋ねます。日程が食い違う場合は、両方の案内と自分の入学学期を示し、参加する日時・場所・接続先を確認しましょう。

期限が近い場合は、そのことも明記し、回答を待つ間に必要な対応があるかを尋ねてください。確認前に同じ申請や支払いを重ねるのは避け、学校の指示を受けて進めます。

学校からI-94を求められました。渡米前に用意するものですか?

I-94はアメリカへの入国に関する記録です。これから行う入国の記録は、入国後に確認します。渡米前に用意するI-20やビザとは別のものです。陸路等では入国前の仮申請が案内される場合もあるため、入国方法に応じてCBPの公式案内を確認してください。

入国後、CBPのI-94公式サイトで「Get Most Recent I-94/I-95」から最新の記録を確認します。「View Travel History」の渡航履歴とは区別しましょう。氏名・旅券情報、入国日、Class of Admission、Admit Until Dateなどを確認し、学校が求める形式・提出先に従って提出してください。

記録が見つからない、またはCBPが発行した記録に誤りがある場合は、学校の留学生担当者(DSO)にも状況を伝え、CBPの公式ヘルプにある問い合わせ・訂正窓口へ早めに確認します。自分で記録を書き換えたり、過去の記録で代用したりしないでください。氏名や旅券番号を含む記録は公開せず、学校指定の提出方法を使いましょう。

公式情報と確認日

公式情報の確認日:航空会社は2026年9月21日、大学は2026年9月22日。学校の例はTEAM Sugi紹介校のShoreline Collegeに限ります。自分の入学学期・住居・利用便に適用される最新案内を確認してください。

上記「学校からの通知・入国後の手続きで迷ったら」の公式情報確認日:2026年10月3日。CBP I-94ヘルプ、Shoreline Collegeの留学生オリエンテーション案内、Shoreline Collegeの案内メール未着時の説明を参照。学校の通知方法・期限・提出条件は学校と対象学期ごとに確認してください。

著者:本間 卓|合同会社TEAM Sugi代表

2009年〜2015年6月にアメリカへ留学。Edmonds Community College(現Edmonds College)からUniversity of Wisconsin–Superiorへ編入し、経営学を専攻して卒業。在学中は計4年間、大学野球にも取り組みました。帰国後の2015年に合同会社TEAM Sugiを設立し、アメリカへの大学進学や編入を支援しています。自身の留学生活と留学支援の経験をもとに、渡航前の準備から現地での暮らしまで、これから留学する方に役立つ情報をお届けします。

留学ポケットは、合同会社TEAM Sugiが運営する留学・海外生活の準備メディアです。

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