渡米準備と持ち物
アメリカ留学のコンタクトレンズ|持参・現地購入・受診の準備
コンタクトレンズを使っている人は、留学前に「手元の在庫」と「現地で補充する方法」を一緒に準備しておきましょう。度数だけを書いたメモでは、同じレンズを購入できるとは限りません。長期滞在では、現地での検査や処方の取り方まで調べておくと安心です。
この記事は、FDA・CDCや大学の公式情報をもとに、購入・持参・保険の確認点をまとめた一般案内です。学校の保険に入っていても、視力検査やコンタクトレンズ代の補償は契約によって異なります。出発前に眼科で相談し、予備を含めて準備する量と、現地で補充する方法を決めておきましょう。
出発前に現在のレンズと処方情報を整理する
日本で使っている製品の箱を見ながら、メーカー、製品名、左右の度数、ベースカーブ、必要に応じて乱視の情報などを記録します。眼鏡も持ち、コンタクトを使えない日でも授業資料や移動案内を読めるようにしておきます。
処方情報の英語での用意、現在のレンズが目に合っているか、次の検査を受ける時期を、かかりつけの眼科に相談しましょう。処方箋の有効期限と、箱に表示されたレンズの使用期限は別なので、両方を確認します。
日本からは予備を用意し、持参量は眼科と持込条件を確認して決める
渡米直後は、授業や住居の準備と並行して、受診先やレンズの購入先を探すことになります。現地での補充を始められるまでに在庫が切れないよう、普段使っているレンズを予備も含めて用意することをおすすめします。
準備する量は、装用頻度、次の検査時期、製品の使用期限、現地での受診・購入予定をもとに眼科で相談してください。FDAは、処方箋の期限が切れる直前にまとめ買いすることよりも、再検査を受けることを勧めています。費用を抑えるために検査を先延ばしにしたり、交換時期を延ばしたりしないようにしましょう。FDA:コンタクトレンズ購入時の確認点
持込条件にも確認が必要です。FDAの医療機器の個人輸入案内では、転売・配布を目的としない本人用の医療機器について、最大90日分を携行または郵送することを説明しています。「留学期間の1年分を一度に持ち込める」とは決めず、製品と数量について最新のFDA・米国税関の案内を確認してください。90日分以下ならどの製品でも無条件に認められる、という意味でもありません。FDA:医療機器の個人輸入
長期留学では、持参した在庫だけに頼らず、現地で処方を受ける方法も出発前に調べておくと、無理なく補充を続けやすくなります。
米国の購入では有効な処方箋が必要
FDAの購入案内は、有効なコンタクトレンズ処方箋に基づいて購入するよう案内しています。日本の処方情報がそのまま米国の販売店で受理されるとは決めず、事前に販売店や現地の専門家へ確認してください。
処方箋には度数以外の情報も含まれます。同じ度数で安い商品を見つけても、メーカーや製品を自己判断で置き換えないようにしましょう。眼鏡用の処方とコンタクト用の処方も同じものとして扱わず、予約時に「コンタクトレンズの検査・処方が必要」と伝えます。
大学の保険で眼科は対象外?検査・レンズ代・診療を分けて確認
大学の医療保険に加入していても、定期的な視力検査やコンタクトレンズの購入費が補償されるとは限りません。ただし、「眼科に関する費用はすべて対象外」とも言い切れません。学校や加入プランによって、視力に関する補償(Vision)が含まれていたり、別の契約になっていたりします。
例えばUC DavisのUC SHIPは、定期的な視力検査、コンタクトレンズのフィッティング、レンズ購入の補助を案内しています。対象施設やレンズの種類によって自己負担が異なり、指定ネットワーク外ではフィッティングが補償されないなどの条件もあります。これは同大学のプランの例で、ほかの大学にそのまま当てはまるものではありません。UC Davis:Visionの補償内容
予約前には、次の項目を分けて、学校の保険窓口や保険会社に確認しましょう。
| 確認する項目 | 聞いておきたいこと |
|---|---|
| 定期的な視力検査 | 補償の有無、利用できる回数、自己負担 |
| コンタクトのフィッティング | 通常の検査と別料金か、対象の検査内容 |
| レンズ・眼鏡の購入費 | 補助の上限、眼鏡とレンズを両方選べるか |
| 目の病気やけがの診療 | 医療保険での扱い、紹介状・事前連絡の要否 |
目の病気やけがの診療は、定期的な視力検査やレンズ購入と分けて確認することが大切です。「コンタクト代は対象外」と言われても、病気の診療まで同じ扱いだと判断しないようにしてください。痛みや見え方の異常があるときは、費用の思い込みで受診を先延ばしにしないことが大切です。
学校の医療窓口に受診先を聞き、加入している保険の対象施設かも確認します。予約時には、検査、フィッティング、処方箋、レンズ代のどこまでが料金に含まれるかを尋ねましょう。保護者と予算を相談する際も、レンズ代だけで見積もらず、保険適用後の自己負担と請求方法まで整理しておくと安心です。
通販は処方の確認と製品の一致を優先する
現地の通販を使う場合は、処方箋の提示や確認を求める販売元を選びます。箱数や片眼分・両眼分の違いで見かけの値段が変わるため、一箱の枚数と使える日数をそろえて比較してください。到着日、送料、開封後の返品条件も注文前に読みます。
届いたら、左右、製品名、度数、その他の仕様、使用期限を確認します。処方と違う商品が来た場合は使わず、販売元と専門家へ相談してください。FDAも、処方した専門家の了承なく別のブランドへ置き換えないよう注意を促しています。
移動日は洗浄液だけでなく眼鏡も手元へ
長距離移動でコンタクトを外したくなったときに備え、眼鏡、清潔なケース、必要なケア用品を取り出せる場所へ入れます。機内持込の液体条件や、医療用品としての確認が必要かは、出発空港と航空会社の案内で調べてください。
洗浄液は表示が分かる製品を用意し、種類の違う液を用途の確認なしに代用しないようにします。現地で補充するときも、容器の色だけで判断せず、いまのレンズに使えるものか説明を確かめます。液の種類や使用方法で迷ったら専門家へ確認しましょう。
寮やプールでも水道水で洗わない
CDCのケア案内では、レンズを水で洗ったり保存したりしないこと、シャワーや水泳の前に外すことが示されています。洗面台に洗浄液がないからといって、水道水で代用しないようにしましょう。
共用バスルームでは、ケースや用品の置き場所も考えます。持ち運びしやすく、ほかの人の用品と混ざらないようにしておくと、毎日の管理を続けやすくなります。小分け容器へ移すより、メーカーが想定した容器と使い方を基本にしてください。
痛みや充血があるときは買い替えだけで済ませない
痛み、充血、見え方の変化などがあればレンズを外し、再び装用せず、すぐに眼科などへ連絡してください。FDAの症状への対応案内でも、刺激や感染を疑う症状があるときは、直ちにレンズを外して専門家に連絡するよう案内しています。強い痛みや急な視力の変化を、次の定期購入まで我慢しないようにしましょう。
出発前のメモには「製品・処方情報」「持参量と持込条件」「現地の相談先」「保険の確認結果」「補充を始める時期」をまとめておきましょう。ほかの健康用品と合わせた荷造りは日本で用意する物・現地で買う物も参考にしてください。
公式情報確認日:2026年9月25日。日本からの持込可能数量や個別の保険適用は、製品・契約・渡航条件を確認して判断してください。
アメリカ留学の準備と、毎日の暮らし。